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戸籍謄本とは

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■ 戸籍謄本(抄本)の種類と呼称

戸籍謄本(こせきとうほん)は電子化が進んだスマートなフォーマットのものと、まだ電子化が行われていないフォーマットのものの2通りがあります。 電子化が進んだスマートなフォーマットのものは「全部事項証明」と記載されています。

尚、戸籍謄本の一部の人に関する部分を抜き出したものに戸籍抄本(こせきしょうほん)というものもあります。戸籍抄本も電子化が進んだ新しいフォーマットのものは「個人事項証明」という新しい呼び方がされています。

役場では、戸籍事務のコンピューター処理の開始に伴い、 戸籍事項のすべてを証明する戸籍の「謄本」は「全部事項証明書」に、戸籍事項の各個人を証明する戸籍の「抄本」は「個人事項証明書」に名称が変わりました。 しかし、名称変更後も、一般的には、古くから使われてきている戸籍謄本・戸籍抄本という呼び名が使われているというのが現状です。




■ 戸籍謄本(抄本)の重要性

戸籍制度は日本や韓国などの一部の国にしか無いシステムなのですが、日本には米国の「社会保障番号」 (Social Security Number) のような身分証明システムが無いため、例えばビザの取得などで公的な身分証明が必要となった場合に戸籍謄本が良く利用されます。


■ 出生証明書と戸籍謄本(抄本)との関係

また、日本には戸籍制度があるが故に、海外で一般的な「出生証明書」というのが存在しません。 この場合、出生証明書の代わりに戸籍謄本(あるいは抄本)が利用される場合が多いようです。但し、戸籍謄本(あるいは抄本)には生年月日などの主要な情報は明記されているのですが、出生に関する細かい情報までは書かれていません。従って、場合によっては、出生後に提出する 「出生届」ならびに「出生届受理証明書」(これらの2つは1つの書類としてまとめられている)が必要になります。従って、どのような書類が必要かについて書類を提出する先の要求事項を確認するか、「戸籍謄本(あるいは抄本)」と 「出生届+出生届受理証明書」両方を準備しておく必要があります。


戸籍謄本に関するトピックス
戸籍謄本に何が書かれているの? 父母や養父母の名前、出生年月日、婚姻関係などが書かれています。しかも、国が定めた方法で公的に書かれていますので公的に書かれた内容を証明することができます。
戸籍謄本の役割って? 日本においては、戦前、日本国が国民を「家」という単位で管理統制するために作ったものなのですが、戦後は日本国籍の人の身分証明として利用されるようになりました。
戸籍謄本ってどういうときに必要になるの? 旅券(パスポート)の交付を受ける場合や海外に移住する場合など、公的に身分を証明する際に必要になります。
戸籍謄本って海外にもあるの? 海外では「家」という単位よりも「個人」の単位で考える傾向が強かったため、日本以外では韓国などの一部の国でしか戸籍謄本のようなシステムは存在しません。

例えば、アメリカ合衆国の場合、社会保障番号(SSN)で、その人の身分を証明しています。 つまり、戸籍謄本が無い国でも、何かしかの形で身分証明をしているということになります。
戸籍謄本を請求する時の筆頭者って何? 戦前は「家長」のことでしたが、戦後は単に、結婚とかで新しく戸籍謄本が作られた場合、その戸籍謄本の一番はじめの欄に記載される方 のことを指すようになりました。

役所の人は、本籍地と筆頭者の情報を基に、膨大な戸籍謄本の中から目的の戸籍謄本を探し出すわけです。

尚、筆頭者と住民票の世帯主とは違います。
戸籍謄本と戸籍抄本の関係って? 戸籍謄本は戸籍に記載されている人全員のすべての記事が書かれていますが、戸籍抄本(戸籍 一部事項証明)には、その中の身分証明が必要な一部の人が抜粋されて記載されています。
戸籍謄本と旅券(パスポート)の関係って? 旅券(パスポート)は戸籍謄本を基に作られていますのである程度の身分証明能力がありますが、戸籍謄本に書かれているような細かい身分情報までは書かれていないので証明能力に限界があります。
戸籍謄本と住民票の関係って? 戸籍謄本は身分を証明することが主目的ですので現住所までは書かれていません。 もし、現住所の証明が必要であれば住民票が必要になります。

逆に、住民票には日本国籍であるかなどを判別する情報までは書かれていませんので、日本国籍を持っていることの身分証明を行う必要がある場合は戸籍謄本が必要になります。、
戸籍謄本と出生届および受理証明書の関係って? 出生証明が必要な場合、日本国籍の人は戸籍謄本で通常は大丈夫ですが、細かい出生状況の情報が必要な場合には出生届けおよびその受理証明書が必要になります。

尚、日本に住んでいるものの日本国籍を取得していない外国人の出生証明は出生届けおよびその受理証明書で行うこととなります。
除籍って? 婚姻や離婚、養子縁組などによって他の戸籍に入ったり、死亡したり、日本国籍を無くしたりした場合、もともと記載されていた戸籍謄本には属さないことになります。このことを除籍といいます。

ちなみに、古い戸籍謄本だと、名前の所に「X(バツ)」をつけて除籍していたことから、離婚すると除籍に伴い戸籍謄本に「X(バツ)」がつきますので、バツイチ、バツニなどと湾曲的に表現することがあります。
改製原戸籍って? 法律の改正に伴って書き方(様式)が変更され、古い書き方の戸籍謄本の代わりに新しい書き方の戸籍謄本が作成されると、古い書き方の戸籍謄本の方は「改製原戸籍」(「かいせいはらこせき」または「かいせいげんこせき」として保管されることとなります。

この改製原戸籍は通常は不要なのですが、戸籍謄本のトレンドが簡略化に向かっていることから古い改製原戸籍を見ないと昔の身分証明が出来ない場合がありま す。 昔の身分証明が必要になることはあまりありませんが、もし、それが必要になる場合には、役所に改製原戸籍の戸籍謄本を請求することになります。

尚、通常、改製原戸籍と言った場合には、戦後の戸籍法の改正に伴う戸籍謄本の改製で生じた古い書き方(様式)の戸籍謄本を指しますが、最近、コンピュータ 化に伴って書き方(様式)が大幅に変更された市区町村もありますので、そのような市区町村では、戦後の戸籍法の改正に伴う戸籍謄本の改製で生じた古い書き 方(様式)の戸籍謄本のことを「昭和改製原戸籍」、最近まで使われていた縦書きの戸籍謄本を「平成改製原戸籍」として区別することもあるようです。

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